2024-01-01から1年間の記事一覧
松茸泥棒の検挙率世界一を誇る奥丹波署に所属する「昭和の残りカス」こと加茂伸之介(47歳バツイチ独身みずがめ座)は、旧知の本部捜査一課長・三原脩太郎の差し金で10年ぶりに京都府警本部捜査一課への異動になる。 配属前日、違法風俗店の摘発に巻き込まれ逮…
『相棒 season23』第4話、面白かった。 いやー、濃かった。ぶっ飛んだ話ながらゆきとどいていて気持ち良かった。 まず冒頭、遺体にキノコが生えているという掴みもさることながら、ひとつの現場で遺体が2体発見されるというのも『相棒』では珍しく(『警視庁…
Road to Aibou Cafe あっ! スズメだ! あっ! 生駒ちゃんだ! 着いた。 「テレ朝行ったばっかなんだけど事件」から数週間後の11月1日金曜日、私と母は再びテレビ朝日にやってきた。大学が学園祭やらなんやらで休みだったので、空いているであろう平日に来る…
『相棒 season23』第3話「楽園」、面白かった。 「招かれざる客」「待ちぼうけ」「女神」などを彷彿とさせる作品だったが、情報量の多さ、事件の複雑さでは図抜けていた。かといって、いたずらにわかりにくくした話ではなかった。SNSの右京さん動画に驚き、…
忘れた頃にやってくる、『相棒』ノベライズ読了報告。 今回は『相棒 season20 中』(放送での第8話~第13話)と『~下』(第14話~第20話)をまとめて。著者は碇卯人さん。 各話のあらすじと感想など (2022年、朝日文庫) 第六話「操り人形」(脚本:瀧本智行、放送…
ついさっき、蝉が鳴いた。もう10月も終わるというのに。 暑いし寒いしでめちゃくちゃだが、『相棒』があるおかげで曜日感覚だけは確かだ。 『相棒 season23』第2話も面白かった。脚本は前編に引き続き徳永富彦さん。 今週のベストフックは、事件現場近くにあ…
数日来わが家を跋扈していたデカいゴキブリが、私の右足をかすめた。反射的に両足を椅子の座面に引き上げたが、その素早い動作にも動じることなく、奴はさっきまで私が足を置いていたあたりをちろちろしていた。他人の汗でミネラルを補給するかのようなふる…
最近、白髪が目立ってきた。この夏は体調不良、ゼミのレポート、就活の三本柱で過ごしたが、どれが我が毛髪の色素を奪ったのかは不明。ロマンスグレーに憧れがあるので白髪はむしろ歓迎だが、道のりは遠く、しばらくはやつれた印象から脱却できそうにない。 …
早いもので『相棒 season23』開幕。感想という名の思いの丈はDVD・Blu-rayプレゼント企画の応募フォームにぶつけたばかりだが、ここでも触れないわけにはゆくまい。 初回の脚本は予想するまでもなく徳永富彦さん。「少年A」や『相棒 sideA/B』のみならず、…
関係者席の罠 9月21日、土曜日。母をお供に、真心ブラザーズの35周年記念公演『古稀1/2』を観に行った。会場はEX THEATER ROPPONGI。六本木の街は4月に行った渋谷よりもはるかに空いていて、酷暑曇天が気にならないほど快適だった。 会場近くにある、狭いが…
糸くず 居間で会社説明を受けておりますと、視界の隅に動くものがありました。チリチリと、こちらへ向かってくるそれは、ほっそいうっすいムカデでございました。私はそっと、Zoomのカメラをオフにしました。そして、柱に貼ってある一切れのガムテープを剝が…
岡本綺堂 著訳『中国怪奇小説集 新装版』(光文社時代小説文庫、2006年) 超大雑把に言うと、昔の中国(六朝から清)で事実として記された怪奇談が220編収録されている本。なまじの知識があるので余計な解説をしたくなってしまうが、この本、いや、このジャンル…
前回の更新から2か月以上が経ってしまった。就活を始めたので多少の忙しさは覚悟していたが、ブログに手が回らないほどとは。 単位にいくらか余裕ができたので「はやくお家に帰りたい」という望みを叶える時間割を組んだのだが、結果として、ひとコマ・ふた…
新学期が始まり、半強制的に就活も始まった。 大学が勧める就活サイトに片っ端から登録し、毎日送られてくる膨大なメールをさばくために片っ端からWebイベントにエントリーしていたら、いつの間にか向こう二か月の土日+αの予定が埋まっていた。 昨年に比べ…
一列にぶらさがった振り子がカチカチとぶつかる装置のことを「ニュートンのゆりかご」というらしい。理科の時間に習ったのかもしれないが、まったく記憶にない。 だが、私はかつて、この装置を持っていた。 中学生の時、部活の遠足で行った科学館で買ったも…
ゼミのレポートを書き始めてから、気がつけば一か月。 小二の頃から「宿題は帰ったらすぐ済ます派」だった私にとって、課題を後回しにして長期休暇の前半を過ごしたことはアウトローな体験だった。 書くべきことが決まるまではやる気が出ないし、決まったら…
数週間ぶりに外出をした。 隔離されていたわけでも、監禁されていたわけでもない。 単に用事がなかっただけ。出不精の極み。 家を出て、北へ北へと歩いて行く。 晴れた午後だが、思っていたよりも寒い。 陽光と花粉が目に染みる。 土曜日だからか、いつもよ…
積んでた未読の『相棒』雑誌も、残り一冊。 『ダ・ヴィンチ 2014年6月号』-『相棒』大特集。 (2014年、KADOKAWA) 今更こんなことを言っても説得力ゼロだが、脚本が掲載されているものや休刊している『刑事マガジン』以外、極力雑誌は買わないようにしている…
『相棒』関連雑誌、今回は2013年に公開されたスピンオフ映画『相棒シリーズ X DAY』にまつわるもの。 『日本映画navi vol.38』(2013年、産経新聞出版)-PLATINADATA。 ブックオフオンライン。220円。 ★特写&インタビュー 川原和久 P42~45 ・「車の上を走る…
メルカリで買った神戸期の月刊『ドラマ』を読む。 値段はだいたい定価くらい。ブックオフオンラインでの取り扱いは終了している品々。 『ドラマ 2011年2月号』-『相棒 season9』シナリオ特集。 (2011年、映人社) 「最後のアトリエ」 脚本:太田愛(「作者ノ…
まだまだ読みます、『相棒』関連雑誌。 時は流れ、右京の相棒は亀山薫から神戸尊に。 まずはこちら、『刑事マガジン vol.8』(2009年、辰巳出版)-事実上の最終号。 ブックオフオンラインで購入。605円。 松本基弘 プロデューサー P28~30 放送中の『相棒 seas…
アマゾンで買った中古の月刊『ドラマ』、月刊『シナリオ』を読む。 いずれも定価以上だったが、今回購入した号はブックオフオンラインでは取り扱われていないため、入手できただけでもラッキーだ。 まずは月刊『ドラマ 2008年2月号』-(テレビ)ドラマの脚本…
先月購入した『相棒』関連の雑誌を少しずつ紹介していく。 まずはこちら、『刑事マガジン プラスワン』-刑事ドラマ専門誌。 (2006年、辰巳出版) ざっと見た感じは普通の『刑事マガジン』と変わらない。 ※普通の『刑事マガジン』 どこが「プラスワン」なのか…
色違いのタマゲタケをゲットした。やったね。 www.youtube.com 捕獲動画は一週間で200回再生を突破した。念のため言うと、これは多いほう。 人気なのか、タマゲタケ。鳩といい、何が伸びるのかまったく予想できない。 そして、早くも低評価がついた。ふざけ…
『きまぐれ読書メモ』は星新一による読書エッセイ集。 現在は絶版で、電子書籍化はおろか星作品としては珍しく文庫化もされていない一冊。 装幀・カバーイラスト:真鍋博 発売所は実業之日本社。発行所は有楽出版社。 www.book61.co.jp 星新一が本を読み考え…
春休み。今のところ堕落した日々を過ごせている。 休むことに罪悪感を覚えるようでは大学生は務まらない。 去年は左折ができなくて泣いているうちに休みが終わってしまったので、今年こそは。 だが、そうは問屋が卸さない。そろそろゼミのレポートに取り組ま…
8つのテストと2つのレポート課題、それから謎の報告書を一通仕上げて、ようやくブログを再開できた。 テストやレポート課題に追われる点では同じなのに、なぜだか前期末よりも後期末のほうがしんどく感じる。途中で冬休みが挟まるぶん、後期のほうが楽なはず…
ガキの頃の俺はバカだった。 リボンを振り回して脱臼したり、木の節穴に指を突っ込んで抜けなくなったり……。 変なことをして痛い目を見たエピソードには事欠かない俺が、今日はとりわけ家族の間で語り草になっているエピソードを、ひとつ紹介しよう。 あれは…
成人式の前日に、小・中時代の親友から「明日会わないか」という旨のLINEが来た。 それまでは「一生に一度を、一瞬で」というコンセプトのもと成人式RTAに挑戦するか、出席したフリをして海岸やブックオフで時間を潰すかの二択だったが、やらずに済むなら幸…
2023年12月20日(水) 16時過ぎに講義が終了。友人が欠席したのでひとりで帰った。坂を下っていると、遠くに夕暮れの街並みが見えた。いつもより空がいやに広く、きれいに見えた。なぜ今まで気づかなかったのだろう。 12月28日(木) 年内最後の燃えるゴミの日が…