抜き打ち相棒検定

先月購入した『相棒』関連の雑誌を少しずつ紹介していく。

 

まずはこちら、『刑事マガジン プラスワン』-刑事ドラマ専門誌。

(2006年、辰巳出版)

ざっと見た感じは普通の『刑事マガジン』と変わらない。

※普通の『刑事マガジン』

どこが「プラスワン」なのか。その答えは表紙に書いてあった。

探偵ドラマも掲載しているから、「プラスワン」。すごい切り抜け方だ。

刑事ドラマ縛りの難しさを垣間見てしまった。

 

『刑事マガジン』はのちにvol.8まで刊行されるのだが、この『~プラスワン』も巻数にカウントされており、時系列ではvol.4にあたる。つまり、番外編ではない。

 

さあ、気を取り直して。

ブックオフオンラインで購入。385円。

表紙を飾る『スケバン刑事』、探偵ドラマ枠の『犬神家の一族』、モト冬樹主演の『ヅラ刑事』など、気になるタイトルが目白押しだが、とりあえず『相棒』特集について。

 

水谷豊×寺脇康文 P28~31

杉下右京役の水谷さん、亀山薫役の寺脇さんによる対談。シーズン5クランクイン直後のインタビューということで、話題はシーズン4の裏話やシーズン5以降の展望など。

・「天才の系譜」(S4#16)のラストで右京が姪(便宜上)の杉下花に言った「お母さまによろしく」というセリフは水谷さんのアドリブ。小料理屋・花の里での「お酒ちょうだい」という右京のセリフは和泉監督の発案。

・寺脇さんのなかの設定では、薫は「お姉ちゃん3人と妹」がいるような家庭で育った。

 

川原和久×大谷亮介×山中たかシ P32~35

伊丹憲一役の川原さん、三浦信輔役の大谷さん、芹沢慶二役の山中さんによる鼎談。

・3人でよく飲みに行く。ときには米沢守役の六角精児さんや中園照生役の小野了さんを交えて。

・台本での「トリオ・ザ・捜一」表記が増えた。「伊丹、三浦、芹沢」と字数は変わらないのに。

・川原さんのなかの設定では、伊丹は三浦を「三浦さん」と呼ぶ(のちに放送された「暴発」(S9#6)では実際にそのように呼ぶシーンがある)。

 

松本基弘 プロデューサー P36・37

チーフ・プロデューサーの松本基弘さんへのインタビュー。

亀山薫の姉を戸田恵子さんが演じるという案は、彼の設定を作った当初からあった。

・「第三の男」(S3#6、ゲスト:原田龍二さん)と「ついてない女」(S4#19、ゲスト:鈴木杏樹さん)はキャスティングが先、「監禁」(S4#8、ゲスト:佐藤江梨子さん)は脚本が先。

 

池頼広 音楽 P38・39

音楽担当の池頼広さんへのインタビュー。

須藤泰司プロデューサーからクラブを教わった。二人で汗だくで踊っている。

・シーズン3「潜入捜査」のエンディング曲は池さん自身が弾いている。

 

『SEASON Ⅳ』全話ガイド P40~43

シーズン4(全21話)のストーリー紹介。脚本、監督、ゲストの名前も載っている。

今でこそ新シーズンの放送開始に合わせて前シーズンのソフトが発売されるが、当時はようやくプレシーズンとシーズン1がDVD化された頃。当時のファンはこのコーナーを重宝していたに違いない。

 

撮影現場リポート P48・49

シーズン5初回スペシャル「杉下右京 最初の事件」の撮影現場リポート。

途中、監督の指示で右京のお土産のナスを米沢が持ち上げてお礼を言うことにするのだが、最初六角さんの持ち方が面白く、スタッフの笑いを誘った。

ー48頁より引用。

「川原和久×大谷亮介×山中たかシ」鼎談で話題になっていた「欽ちゃん走りみたいな走り方で署に駆け込む芹沢」のシーンともどもDVDを見直して確認してみたが、演出が変わったかカットされたかで、やはりそれらしきシーンはなかった(ナスを持ち上げる六角さんはいた)。

 

相棒検定 P44~47

44頁より引用。

突然の相棒検定。去年の今頃、『相棒検定』(2008年、辰巳出版)に挑戦したのだが、その萌芽が『刑事マガジン』にあったとは。

aibouninngenn.hatenablog.com

 

今回は全30問。出題範囲はプレシーズンからシーズン4まで。

47頁より引用。

3級の評価が厳しすぎる気がするが、愛ゆえか。

 

全問正解を目指して解いた。予習はしていない。もちろんカンニングも。

解き終わるのにさほど時間はかからなかった。

結果発表は後回しにして、間違えた問題を振り返る。

 

Q3 シーズンⅠの冒頭、ダイナマイト男が薫を人質にとって警視庁の警視総監室に籠城。その交渉中、右京がそのダイナマイト男に渡したタバコの銘柄は?

①ハイライト ②セブンスター ③ホープ ④マルボロ

ー44頁より引用。

ムッズ。

私の解答

勘で答えて間違えた。全問正解の夢、叶わず。

 

Q5 「殺しのカクテル」(Ⅰ)に登場した美和子のおば・アキコと、亡き夫・アルバートとの思い出のカクテルの名前は?

ー44頁より引用。

括弧内のローマ数字はシーズン数を表す。

私の解答

見た目は思い浮かんでいたのに、「ベストパートナー」という名前がどうしても出てこなかった。「ホーム・スイート・ホーム」は同じ話に登場する別のカクテル。ドボン問題を落とした気分だ。

 

Q21 「殺しのピアノ」(Ⅲ)で、右京が最初にピアノで弾いた曲は?

ー46頁より引用。

私の解答

恥ずかしい。断じて狙ったわけではない。

 

Q30 亀山の姉・磯村茜が持ってきたお土産は?

①ういろう ②生八つ橋 ③ささだんご ④萩の月

ー46頁より引用。

シーズン4最終回「桜田門内の変」からの出題。

私の解答

亀山薫は新潟出身。解説によれば、薫の姉を演じた戸田さんは名古屋出身だそう。名古屋名物ういろうもあながち間違いではない?

 

結果発表

1級に合格。私の弱点はタバコとクラシックと主要登場人物の親戚。とりあえず「殺しのカクテル」と「桜田門内の変」を見直さねば。

 

ついでにプレゼントクイズにも挑戦した。

プレシーズンの初回で薫が訪れたバーの店名を答えさせる問題、特命係の立ち上げ当初の名称を答えさせる問題、シーズン3「ゴースト」やシーズン4「告発の行方」のロケが行われた出版社を答えさせる問題の計三問。正解は載っていなかったため自己採点。

選択問題だったため、全問正解することができた。ちなみに、出版社の問題の正解は「辰巳出版」だった。そりゃそうか。

『相棒』のスタッフブログに辰巳出版でのロケにまつわる記事があった。

www.tv-asahi.co.jp

 

 

1冊しか紹介できなかったが、今回はここまで。

『刑事マガジン』、やはり内容が濃い。ぜひともコンプリートしたい。

118頁より引用。

好き。

 

 

<了>