転んでも書くまで起きない一か月

同窓会への招待

二週間前、中学の同窓会のライングループに参加した。久々に家族以外からLINEが来たのでホイホイと参加してしまったが、詳細を全く知らされていない。グループ名から、来年に開催されるであろうことは分かったが、人の出入り以外の通知が全くないので不安になる。

私が参加した時点で二百人以上がグループに参加していたのだ。私が入る前に重要な連絡はなかったか。本当に人を集めている段階なのか。グループへの参加=同窓会への参加だったのではないか。謀られたか。俺は本当に同窓会に参加したいのか。

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この話を書いたのは、招待通知が来るちょうど一か月前だった。こわ。

 

call~interview~pass

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例の面接に合格し、お金を貰えることになった。PRシートを仕上げて授与式に臨む。他の人より明らかに文字がデカく、書くことがないのがバレバレだった。実際、今後の目標を聞かれて困っていた。とりあえず、「四年で卒業すること」と書いた。いや、大事でしょ。

授与式は授業日の昼休みに開催された。学部長と六名の学科長が勢揃い。捜査会議の趣き。まず、学部長の挨拶。本学の文学部生にとっての最大のガクチカは卒論とのこと。ガクチカをエキチカの類語だと思っていた私にとっても素晴らしいお言葉だった。卒論がガクチカになるのなら、バイトをしなくてもよいということだからだ。これほどの免罪符はない。私の周りにはバイトに生命力を持っていかれている人間が多くいるので、バイトをする気が全く起きない。

その後の各学科長の挨拶もありがたいものだったが、ありがたすぎて昼休みがほぼ潰れた。参加賞とでもいうべきサンドウィッチを持って、次の時限の教室まで猛ダッシュ。時間にうるさかった中学時代を思い出した。五分で食べきるにはもったいないほどおいしいサンドウィッチだった。

 

体調不良

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面接に招待された直後に体調不良になった。ストレスが原因にしてはあまりにもしんどかった。目覚めた瞬間に熱があることを確信するあの感じ。取り返しのつかないレベルの悪寒。死ぬかと思った。

意欲も削がれた。一日だが、久々に学校というものを休んだ。そのせいで、全部どうでもよくなりかけた。危なかった。

体調不良以来、本を読むのがヘタになった。電車に乗るのもストレスなんだと思い直した。だが、相変わらず歩くのは速い。むしろ、以前より速くなった気がする。

 

寸借詐欺の同人誌

おじいさんに五百円を騙し取られた。100%クロ。あの時はどうかしてた。でも不意打ち過ぎて。ああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!今思い出しても悔しい。泣きながら母親に打ち明けた。泣き過ぎて目の裏側が痛い。小一の時に、逆上がりができないことを上級生にバカにされてたのを打ち明けた日を思い出した。

騙された事実を、信じたいと思う気持ちで殺そうと奮闘しているちょうどその時に、例の面接に合格したことを知った。これによって私の五百円の損失は埋まり、それどころか大金を手に入れられたのだが、複雑な気持ちは拭えない。どこまでいっても損失は損失であり、それを得で埋めることなどできないことを知った。

例の店に行くのも怖くなってしまった。二週間経った今でも、店の前を通る時は鼓動の調子がおかしくなる。

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書かなきゃやってられないので寸借詐欺を題材に話を作った。なぜ私だったのか、相手がホントはどんな人物なのかを精一杯考えた。結局考えることからは逃げられない。嫌なことがあった時、なぜ嫌なのかを考えようと思う。

なんてカッコつけたが、私の気は全然晴れていない。たぶん、死の瞬間までこの出来事を忘れられない。

だから今後も寸借詐欺を題材に話を作る。寸借詐欺の短編集を作って売ろう。ミステリ、SF、純文学・・・・・・。国内外の小説賞を総なめにして、寸借詐欺小説を公募してアンソロジーを作ろう。もちろん審査委員長は私だ。

 

今後とそろばん

一か月に及ぶ『古畑任三郎』の再放送が終わった。欠番七本を除いた三十六話。いやー、面白かった。倒叙ミステリの映像作品はあまり観たことがなかったので、正直楽しめるか不安だったが、杞憂だった。「殺人特急」、「動機の鑑定」、「黒岩博士の恐怖」、「すべて閣下の仕業」、「今、甦る死」・・・・・・。感嘆の息の連続だった。

本格的に『古畑任三郎』を観たことで脳が刺激されたのか、“三本の矢を折る古畑”のイメージを思い出した。三十六話の中にそんなシーンはなかったので“古畑任三郎 三本の矢”で調べてみたところ、欠番の「古畑任三郎 vs SMAP」だと判明。あー、そういえばちょっとだけ見たことあったかもしれない。中学生の時、水泳のスクールバスが来るまでのちょっとの間に。今思えば悔やまれる。意地でも観たいが、どうするブルーレイボックス。

furuhata.fan.coocan.jp

調べていたら、こんなサイトを見つけた。言語化しにくい感想を的確な分析によって代弁してくれている。こんな文章を書ける人になりたい。『相棒』でこういうサイトをやりたい。もうやってる人いるかもしれないけれど。

 

アマゾンプライムデーが開催された。『刑事コロンボ』のブルーレイボックスがギリ手が届く値段になったので、父親に注文だけ依頼しようと思ったが、八月からAXNミステリーで再放送が始まることを知り、やめた。あぶねー。めっちゃ損するところだった。ソフト版を買った直後にCSで再放送が始まるのは本当にヤバい。ああ、助かったー。

コロンボはトータルで十五分ぐらいしか見たことがないので、マジで楽しみだ。レポートのせいでハードな予感がする夏休みの、良きお供となることを願う。

 

今までで一番ブログブログしたブログになった。

オチはありません。

 

 

<了>