久しぶりに吐いた。体調不良のガチ嘔吐。
ホントに怖かった。ずっと吐きそうで。
吐くの?吐かないの?どっちなの?はっきりして!
結局、三回も吐いた。一日に。多分新記録。
これは面接を控えたストレスのせいなのか?
体調不良は長引き、土日は潰れ、月曜は休んだ。
我が友人・レタスに借りを返してもらい、休んだ分の板書をリカバー。
火曜はうどんとリンゴという赤ちゃんみたいな食事をしてから大学に行った。
今は完全に快復している(はずだ)。
休んでいる間に録画した科捜研を観た。
『新・科捜研の女2』の第九話と第十話(最終回)。
CSテレ朝チャンネル2での夕方の一挙放送を録画したもの。
一挙放送は17時半から始まるので、地上波の再放送の後に観るのにちょうど良い。
だからこの枠の一挙放送は好きで結構観ている(『相棒』、『科捜研の女』、『臨場』など)。
『新・科捜研の女2』面白すぎる。
第一話と第二話は見逃してしまったのだが、それ以降の話は視聴できた。
これが、面白いのなんの。
『新・科捜研の女1』はマリコさんと他の科捜研メンバーとの対立関係が続いていたり、不可解な話があったりと、路線変更の跡がはっきりとしていて、それはそれで面白かったのだが、『新・科捜研の女2』ではマリコさんとその無茶ぶりに振り回されながらも協力関係にある科捜研メンバーという現在の構図が完成しているので、最近の科捜研に馴染みのある私にとってはより楽しめる作品だった。
マリコさんと榊所長の親子のシーンが、『相棒』でいうところの「花の里」のシーンや角田課長とのシーンのようなヒントを提示する場面になっているのも面白かった。
小日向文世さんがメインゲストの第九話だけは何度か観たことがあったのだが、この話の小ネタ(マリコさんの「仕事で猫を追いかけたことがある」という発言や、土門さんと谷口刑事の関係性)を理解することもできた。
一話完結のドラマでも、やっぱり続けて観た方が面白い。
現在もメインをはっている櫻井さんと戸田山さんの話がほとんどだということも『相棒』ファンである私にとって響いたのかもしれないが、『科捜研の女 2022』と同じくらいの衝撃を受けたのは確かだ。
今度、第一話と第二話の放送があったら是非とも観たい。
なんならDVDを出して欲しい。
今週の読了本
葉真中顕さんの『凍てつく太陽』-650ページ超のスーパー長編小説。
昭和二十年、終戦間際の北海道・室蘭。逼迫した戦況を一変させるという陸軍の軍事機密をめぐり、軍需工場の関係者が次々と毒殺される。アイヌ出身の特高刑事・日崎八尋は「拷問王」の異名を持つ先輩刑事の三影らとともに捜査に加わるが、事件の背後で暗躍する者たちに翻弄されていくーー。真の「国賊」は誰なのか?かつてない「戦中」警察小説!
-裏表紙より引用
「潜入」、「毒刃」、「使命」、「雷神」、「敗戦」の五章からなる長編小説。
光文社文庫の著者の作品と同様にスーパー長編小説だったが、あっという間に読み終わった。
※以下ネタバレあり
まず序章の「潜入」。これだけで100ページ近くある。主人公の特高刑事・日崎八尋は飯場での人夫脱走事件の真相を探るために潜入捜査をする。八尋は人夫たちの信頼を勝ち取ることで脱走の手引きをした人物をおびき出す。結果として、八尋は彼を「兄貴」と慕っていたヨンチュンを逮捕することになる。騙されたヨンチュンは八尋に罵詈雑言を浴びせかけながら連行される。序章は、どのように脱走したのかを解明するミステリにもなっていて、これだけでも楽しめる。
その後、第一章以降は軍関係者連続毒殺事件が描かれる。アイヌの血を引く八尋は捜査の過程で陰謀に巻き込まれ、事件の犯人として逮捕されてしまう。網走刑務所に収監された八尋は、ヨンチュンをはじめとした特高刑事に恨みを持つ人物たちと同房になる。鬱憤晴らしの標的となった八尋は、自らの使命(犯人逮捕)のために脱獄を決意する。
彼が協力を仰いだのはヨンチュンだった。一度は八尋に嵌められたヨンチュンは憤慨するが、濡れ衣の経緯を聞いたことで自らも脱獄を決意する・・・。
この展開、熱すぎないか!
そこからも熱いし面白い。
八尋やヨンチュン以外にも、拷問王・三影や先輩刑事・能代といった魅力的な人物がたくさん登場する。
いやー、ホントに凄かった。
個人的には『絶叫』と同率一位。
皆さまも是非。
今週の些事
・快気祝いに絶版本を買ったら帯が付いていた
・後ろの席の人とTシャツが被った
<了>