相棒カードやってるぅ YOU KNOW? について

aibouninngenn.hatenablog.com

 

タイトル

当初は「『相棒』が好きすぎるのでカードにしてみた」というようなタイトルだったが、エントリーの際に作品の説明に書くことがなくなることに気付き、候補のひとつだった「相棒カードやってるぅ YOU KNOW?」に変更した。

Berryz工房の楽曲『なんちゅう恋をやってるぅ YOU KNOW?』のオマージュ(「YOU KNOW」は「ちゅーの」と読む)。

www.youtube.com

『相棒』とハロー!プロジェクトは一見関係がないように思えるが、脚本家の真野勝成さんは月刊『ドラマ』2014年8月号のインタビューで「モーニング娘。高橋愛がリーダー時代、プラチナ期と呼ばれているのですが、その頃からのファンです」と語っており、『相棒』や『刑事7人』などにおいて一部の登場人物の名前をハロプロのメンバーから取っていることで知られている(そういう意味で『相棒』の「ドグマ」(S16#8)は特にBerryz工房色が強い)。

私がハロプロにハマっている遠因には『相棒』の真野勝成作品の影響が少なからずある。

 

導入1

私は基本的にリアルタイムで『相棒』を観るようにしている。リアルタイムで観る以上は放送開始の数分前にはテレビの前で待機することになるわけで、今か今かとレコーダーのデジタル時計をチラチラ見ながら直前の番組やCMをやりすごすのだ(レコーダーには録画準備中を示す赤いランプが既に灯っている)。では放送開始時刻(例えば21:00)になった瞬間に『相棒』が始まるのかといえば、実はそうではない。大抵は直前のCMの最中に21:00を迎え、それが終わった後でやっと『相棒』が始まるのである。要するにレコーダーの時計が21:00を示してから実際に『相棒』が始まるまでには数秒のラグがあり、その数秒の間に視線をテレビの画面に戻せば一秒たりとも『相棒』を見逃すことがなくなるのだ(もちろん録画はしている)。私はレコーダーが21:00を示す瞬間と、直後に『相棒』のロゴ画面が出る瞬間にリアルタイム視聴の醍醐味を見出しているのである。

この真実の動機について述べたい気持ちは山々だったが、「『相棒』が始まる瞬間を集めて興奮したい」というテーマとは微妙に結びつかなかった(そもそも、理解されない)ので断念した。

どうしたものかと考えているうちに、いつもここからの「悲しいとき」が降りてきたのでオマージュに至った(「ときー!」の表記は山田一成さんのTwitterに拠った)。おかげで細々とした説明を省くことができた。

 

冒頭の三枚の画像でリアルタイム視聴の醍醐味を表現し、次のGIFではゴール(どうなったら興奮していることになるのか)を示した。

このGIFは、志望していたゼミの抽選に落ちたときに血迷って撮った写真を加工して作ったものであり、「相棒カード」のために撮ったものではない。自己紹介の写真と同じジャージを着ていたのは幸運だった。

この「もっと」には「録画やDVD・Blu-rayで『相棒』が始まる瞬間を味わう以上の興奮を味わいたい」という思いを込めた。

導入2

時折不穏な動きを見せる私に対して、家族は「家の中の余計なモノは絶対に写すな」と常に要請してくるため、家の中で最も華やかな花柄の幕を背景に写真を撮った。それでも余計なモノが写っていたため、写真の左端は合成した。上手くいった。

 

動機の説明と同様に、「どこまで『相棒』を説明するか」に苦慮した。本気で『相棒』の説明をするなら「『土曜ワイド劇場』から始まって~」と言わざるを得ないのだが、『土ワイ』枠はもう廃止されているし、そもそも『相棒』を知らない人もいるだろうし、右京さんを知っていても水谷豊さんを知らない人もいるだろうし・・・・・・。

あれこれ考えているうちに、「相棒カード」自体には『相棒』の知識はいらないことに気付いた。「テレビドラマ」に限定したのは、劇場版シリーズや特別編の説明を省くため。

 

お気に入りの写真。本当は劇場版シリーズや特別編のソフト、ノベライズ、オリジナル小説、シナリオ集、月刊『ドラマ』、『刑事マガジン』、オフィシャルブック、テレビ誌、コミック、サウンドトラック、ひまかップや木札マグネットなどすべてを集合した写真を撮りたかったが、余計なモノが写らざるを得なかったので泣く泣く断念した。

 

本編1

PowerPointで作った画像。警視庁の麓にこんなにも木が生えているわけはないのだが、上手くできたと思っている。

 

サブタイトル以外の固有名詞は「及川光博」さんのみにとどめた。「神戸期」としなかったのは、神戸尊の初登場回がシーズン8の第1話ではなくシーズン7の最終話(#19)だから。

マリオカートをする右京さん」(「キモノ綺譚」脚本:輿水泰弘、S14#7)や「プリキュアについて指摘する右京さん」(「悪魔の証明」脚本:輿水泰弘、S15#18)など、ネットで話題になった右京さんについて書くことも考えたが、結局やめにした。

今回カード化したのがシーズン8からシーズン10だったのは半分たまたまだったが、DVDとBlu-rayでの作り方の違いを見せることができ、カードリストの画像の枚数的にもちょうどよくなった。

 

チャプターリストを用いてロゴ画面を作る方法を思いついたときは天啓だと思った。

この画像の左の札からもわかるように、技術力の問題で話によっては合成の痕跡がはっきりと残ってしまう。

 

方眼紙の模様が透けてしまうこともあるので無地の方が良い気もするが、マス目があった方が作りやすくはある。あと、実際に作る場合は指先が荒れるので注意してほしい。

 

このあたりの画像がやけに暗くなってしまったことは反省点。

 

本編2

レアカード・類似カードリストは相棒ファン(主に私)でも楽しめる要素になっているはず。左上表示が多かったため、亀山第一期ほどの考察要素はなかったが、「警視庁の空撮映像が頻繁に使用されている」という素晴らしい発見があった。

ロゴ画面の分類は、導入のパターンを研究するうえでかなり有効な手段だと思う。

 

これらの画像は以前用いたものを再利用している。右の画像は特に気に入っている。

 

本編3

Wordの音声読み上げ機能を用いて動画を作るのは一般的なのだろうか。

www.youtube.com

 

本当に遊んでいる証拠として動画も載せたが、本当に証拠以上の意味は持たなかった。

www.youtube.com

 

結末

相棒』が観たい。という感想は本心からのもの。やった人ならわかるはず。

 

「実は相棒カードを作るのは初めてではなかった」というオチ。冒頭でこの事実を明らかにするのはつまらないが、かといって“初めて”のテイで話を進めるのも面倒だったので、このオチに落ち着いた。

亀山第一期ではなくシーズン8からシーズン10をカード化したこと、サブタイトルを印刷した紙が中途半端であること、方眼紙が使いかけであることが実は伏線になっていた。もう少し伏線を増やして、「“初めて”を装って相棒カードを作り、それを右京さんに看破される」というオチにしようかと半ば本気で考えていたが、流石に伝わらないのでやめた。

 

相棒カード第一弾

aibouninngenn.hatenablog.com

亀山第一期のカード化でいつかオモコロ杯に応募しようと思っていたが、気付くのが遅く2022年の開催回には間に合わなかった。作る工程だけは終わっていたので記事にした。急ピッチで作業を進めたせいで写真の画質や写り込みがひどいが、なんとなくの流れはつかめた。「相棒カードやってるぅ YOU KNOW?」というタイトル案はこのときからあった。替え歌を歌うというオチも思いついたが、即却下した。

 

相棒カード第二弾

aibouninngenn.hatenablog.com

第一弾でカード化しなかったシーズン7第10話から最終話(亀山薫の卒業後、右京さんに相棒がいなかった通称「片棒」時代(S7#10~18)と神戸尊が初登場した最終話)をカード化。シーズン8からシーズン10までのカード化に向けた準備も兼ねている。

 

話を戻す。

「手間のかかった記事の最後で次回作を匂わせるオチ」がポピュラーであることをほかの受賞作を読んで知った。相棒カードに関してはやろうと思えばいつでもできるので、やがてはカイト期や冠城期もカード化するだろう(録画データからどのようにロゴ画面を抽出するかが課題)。

 

℃-uteの楽曲『大きな愛でもてなして』のMVのオマージュ。PowerPointで作ったためか、ハートの中にKETSUBINGOがいるように加工するのが激烈に大変だった。だから、既にブログに載せた画像だったが、今回も大オチとして再利用した。ハロプロである以外に『相棒』との関係はまったくない。ただの私怨。

www.youtube.com

 

www.youtube.com

このMVにも似たようなハートの演出があった。探せばまだあるかもしれない。

 

終わり

というわけで、「相棒カードやってるぅ YOU KNOW?」の解説のようなものを書いてみた。需要はないだろうが、セルフライナーノーツというものに憧れていたので、大いに自己満足できた。これからも自己満足を大切にしていこう。

以上、KETSUBINGOでした。

 

 

<了>