休みの日、何してるの?
そう聞かれると困ってしまう。
ブログを書いている。
そう答えればいいだけのことなのだが、ブログを書いている自分と普段の自分の差が気になってできない。
私のブログの存在を知っている数少ない友人も、その中身までは知らないので、結局は教えても教えなくても変わらないのだが。
休日の過ごし方についての質問をはぐらかし続けた結果、私には「漢文を読んで休日を過ごしている」という、ある意味で大学生らしからぬイメージが定着してしまった。
しかし、それも事実なので否定はできない。
実際、この間のゴールデンウィークはずーっと辞書片手に漢文を読んでいた。
ニコ・ロビンが分厚い本をずっと読んでいる気持ちが分かった。
ところで、海賊の考古学者は論文を発表したりしないのだろうか。
それとも、彼女もブログをやっているのだろうか。
なんてつまらんことを考えてしまう。こんなことを知り合いに言える訳がない。
GW中の唯一の外出は、ブックオフだった。
売れたことよりも、部屋がすっきりしたことの方が嬉しかった。
私はニコ・ロビンなのかもしれない。
今週の読了本
「妻を殺しました」。現職警察官・梶聡一郎が、アルツハイマーを患う妻を殺害し自首してきた。動機も経過も素直に明かす梶だが、殺害から自首までの二日間の行動だけは頑として語ろうとしない。梶が完全に〝落ち〟ないのはなぜなのか、その胸に秘めている想いとはーー。日本中が震えた、ベストセラー作家の代表作。
-裏表紙より引用
「志木和正の章」、「佐瀬銛男の章」、「中尾洋平の章」、「植村学の章」、「藤林圭吾の章」、「古賀誠司の章」からなる長編小説。
自首までの二日間のことだけを頑なに黙秘する梶聡一郎。刑事、検事、記者、弁護士、裁判官、刑務官はそれぞれの職業意識から真実を追い求めるが、組織内部の圧力によって梶は無情にも“刑事司法手続”という名のコンベアの上を流れて行ってしまう。“空白の二日間”というミステリーを軸に関係者の葛藤を描いた人間ドラマ。
ドラマ『臨場』で泣き、原作『臨場』で泣き、今度は『半落ち』で泣いた。
警察小説ブーム、来たる。
今週の些事
・再生不良のDVDをメガネ拭きで拭いたら完璧に直った。2枚も。
<了>