一生ソフトの受手でOK OK 映画音楽テレビマンガ
次から次へと面白い物が生まれてくる
それらを受けて受けて受けて受けて
それが生きてる理由 死なない理由
無限に広がる娯楽の世界 何故なら興味は枝分れ
『相棒』と『科捜研の女』の新シリーズが開幕した。
ドラマフリークではない私でも、これらは欠かさずに見る。
放送時期が重なることが多いので、10月からの半年間は一年のなかでも特に忙しくなる。
初代相棒が帰還した『相棒』も、大人路線に変更した『科捜研の女』も面白さは健在だ。
競作形式とはいえ、コンスタントに新作が放送されるのは本当にすごいことだ。
『相棒』は毎年、新シーズンに合わせてノベライズ版や掲載雑誌が発売される。
『ドラマ』誌の掲載号やノベライズ版は買うようにしている。
問題はテレビ誌だ。
これを買いだすとキリがないので今まではスルーしていた。
しかし今シーズンは初代相棒・亀山薫が帰還したこともあって、主演のお二人が表紙や裏表紙を飾る雑誌がいくつか発売されている。
これは買わなきゃ嘘だ、ということで本屋へ。
ニ冊ともラスイチだった。あぶねー。
主演お二人へのインタビューの内容は似通っていたが、『週刊朝日』には輿水泰弘さんへのインタビューが、『TVガイド』にはレギュラー陣へのインタビューなども収録されていた。
テレビ誌を買い慣れていないので、放送前にネタバレ(亀山君が嘱託職員として復職すること)を踏んでしまった。
それでもなお面白かったのでOKだが、今度からは気を付けよう。
本屋に行くと平積みの本が魅力的に見えるのは何故だろう。
つい、文庫などを手に取りそうになる。
ただ、積ん読がシャレにならない量になっているので『相棒』のノベライズ版も、石持浅海さんの文庫新刊も、太田愛さんが寄稿したミステリアンソロジーも断腸の思いで「買いまキープ」。
そうして、積ん読を読み進めていく。
今週の読了本は石持浅海さんの『BG、あるいは死せるカイニス』(2009年、創元推理文庫)。
性転換が起きる世界を舞台にした異色の学園ミステリ。
先に読んだ『ガーディアン』(2010年、光文社文庫)や『二歩前を歩く』(2016年、光文社文庫)では、個人が持つ特殊能力や日常に起こる超常現象が描かれていたが、この作品ではそれらよりも規模が大きい「異世界」が繰り広げられている。
探偵役の論理的推理もしっかり堪能できる。
『相棒』が好きな人なら石持さんの作品も好きになると思う(このような物の勧め方は好まないが、切実にそう思う)。私がまさしくそうだった。
私は『月の扉』(2006年、光文社文庫)で完全に心を掴まれた。「ペルソナ・ノン・グラータ~」(S21#1・2)で航空機テロ、ハイジャックを題材にしたミステリーに興味を持った方は是非。
うずたかく積まれた本の中にまだまだ面白い本があると思うと、嬉しい悲鳴が止まらない。Let’s積ん読解消。
数日後には真心ブラザーズのアルバムが発売される(2年ぶり)。
その翌週には『HUNTER×HUNTER』の新刊が発売される(4年ぶり!?)。
色違いのポケモンに出遭う喜びも知ってしまった。
課題をこなしつつ、コンテンツを浴びまくろうと思う。
<了>