インターホンが鳴った。
どうせ父か姉が注文した宅配便だろう。そう思いながら玄関を開けた。
案の定、宅配便だった。
送り状に目を走らせる。私宛ての荷物だった。
ん?
ゴーちゃん。!?
マジ!?
Woohoo!
完全に忘れていたが、二か月前に『相棒』のプレゼント企画に応募していたのだった。
『相棒』のプレゼント企画に応募し始めて六年くらいになるが、当選する日が来るとは夢にも思っていなかった。なんせ「各10名様」だ。フォームも一度しか送信していないので、当選する確率は限りなく低かったはずだ。
ダメ元だったので、いつも通り新シーズン初回の感想をハイテンションで綴っただけだ。どんな感想かは恥ずかしいので書かないが、上限の2000字ぎりぎりまで書いたわけではない。
何はともあれ、中身の確認だ。
クリアファイルに入った当選案内。すげー。
ブルーレイボックス。本当に自分のものになったのか、実感が湧かない。
裏側はこんな感じ。シルエットロゴの部分は触るとボコッとしている。
ボックスの背の部分。心地よい重み。
反対側はこんな感じ。おしゃれなデザイン。
こういうシール、好きです。
ディスクケース。やはりおしゃれ。
オープン。左右に三枚ずつの計六枚。
新デザインの「特命事件ファイル」-ブックレット。シンプルなデザイン。
「特命事件ファイル」のデザインは相棒ごとに統一されてきたが、再び一新された。
ポスターが二枚。裏面には収録話の基本情報が載っていた。ディスクケースに記載されているパターンしか知らなかったが、ポスターの方が得した気分になれるかも。
オモコロ杯といい、今回のことといい、今年はつきすぎている。おかしい。
無理矢理自動車教習所に通わされたり、謎の高熱で数日間ダウンしたり、寸借詐欺にあったり、電車でアイスを食べていた人のせいで靴が死んだり、歯肉が腫れて口が閉じなくなったりと、確かに試練も多い年だったが、それにしてもつきすぎている。
「日頃の行いのおかげだ」と家長には言われたけど、ぜんまいざむらいじゃあるまいし、一日一善を心掛けていたわけではない。規則正しい生活を心掛けていただけだ。
やはり、私は死ぬのではないだろうか。
おそらくもう、当選することはないだろう。
だが、今後も応募は続ける。習慣だからだ。規則正しい生活万歳。
とりあえず観られるうちに『相棒21』を、そして『相棒22』を堪能しよう。
コロンボもまだ折り返し地点だ。
ブルーレイプレイヤーが嬉しい悲鳴をあげるだろう。
ありがとうございます!
<了>