浮き沈みの季節

梅雨時のダルさを「梅雨ダル」というらしい。

一週間くらい前、『めざましテレビ』でやっていた。

単純明快なネーミングはさておき、気になることがひとつ。

 

梅雨って、そもそもダルくないか?

傘を持ち歩く煩わしさ、湿気、頭痛。

うっかり側溝のふたを踏んで、ツルっと滑る恐怖。

 

普段以上に気を遣うから、そのぶん疲れる。

瑠璃色の空が恋しい。

言わずもがなのことだ。

 

だが、悲しきはネタ不足。

悔しい話、損した話、夢、免許取得、親知らず。

素通りできない話題が数多。

 

たぶん、ほとんどのブロガーが書いているはずだ。

体調不良の話は、私も先日書いた。

タダじゃ起きないブロガーマインド。

 

どうやらここらが限界みたいだ。

「だ」攻めのループに入ってしまった。

大したことも書けていないし。

 

しりとりブログは難しい。

いい締め方が浮かばない。

「い」攻めのループに入ってしまった。

 

「た」攻めのループに入ってしまった。

✌('ω'✌ )三✌('ω')✌三( ✌'ω')✌←「楽しい」と打ったらこれが出た。

「た」だ!

 

ダメだなー。

なんとか近況に戻したい。

「い」!

 

い、いやー、面白いなあ、『古畑任三郎』ってドラマ。

毎週末、CSが観れる喜びを噛みしめている。

「る」!

 

ルチンと同じくらい大切。

詰みそうになったら、辞書のページを捲る。

ルチンの定義を教えるぞ。

 

ソバ・トマトなどに含まれる成分。毛細血管のもろくなるのを防ぎ、高血圧の予防薬にする。

新明解国語辞典 第七版 1603頁

 

「ソバ・トマトなどに含まれる成分

 

あっ!

終わった。

やっぱり、無茶はするもんじゃないな。

 

いつしか、「本を一冊読み終わるごとにブログをひとつ更新する」というマイルールができあがっていた。

マイルールがあると、物事の判断がグッと楽になる。

だが、悲しきはネタ不足。

 

苦し紛れの「しりとり縛りブログ」の着想は、ふたつの楽曲から得たものだ。

詳しくはこちらから・・・。

ameblo.jp

 

 

今週の読了本

横山秀夫さんの『陰の季節』-D県警シリーズ第一弾。

(2001年、文春文庫)

警察一家の要となる人事担当の二渡真治は、天下り先ポストに固執する大物OBの説得にあたる。にべもなく撥ねつけられた二渡が周囲を探るうち、ある未解決事件が浮かび上がってきた・・・・・・。「まったく新しい警察小説の誕生!」と選考委員の激賞を浴びた第5回松本清張賞受賞作を表題作とするD県警シリーズ第1弾。解説・北上次郎

-裏表紙より引用

 

幹部人事を担う警務課調査官・二渡が元刑事部長の秘密に迫る「陰の季節」、匿名の告発文に翻弄される監察官を描いた「地の声」、大手柄をあげた似顔絵捜査官はなぜ失踪したのか-「黒い線」、県議会と県警の折衝役を担う秘書課の激震を描いた「鞄」の四編からなる短編集。

 

これまでに読んだ『臨場』、『半落ち』とは異なり、警務課を中心に警察内部の駆け引きが描かれていた。

 

立場の違いから苦悩する“警察官”たち。

彼らが持つ矜持、そして家庭。

 

誰もが持つ、“熱いなにか”の存在をひしひしと感じさせる一冊だった。

 

 

<了>