あなたは検索履歴を消すタイプですか。消さないタイプですか。
あなたはYouTubeの履歴を消すタイプですか。消さないタイプですか。
あなたはLINEのトーク履歴を消すタイプですか。消さないタイプですか。
YES.
YES.
YES.
私は消すタイプです。
人に見られて困るようなものを見ている訳ではないし、やきもち焼きの恋人がいる訳でもないけれど、消さないとむずがゆい。
YouTubeで片っ端から「チャンネルをおすすめに表示しない」をした結果、興味がない動画ばかり勧められるようになってしまったのは私です。
消去衝動が時折やってくる。
“消す”が“隠す”と捉えられてしまうのならば、私の前途は多難多難。
誤って下書きを公開してしまったが、パソコンで見ると余白が良い感じだったのでそのままにした。
記事の順番が変わってしまうという知見を得ることもできた。
おそるおそる進む箱庭の教習車たちをガラス越しに見ていると、健気に泳ぐ子どもたちをスイミングスクールのギャラリースペースから見ていたことを思い出す。
ただ、それだけのこと。
今週の読了本
我が人生最初の推しである生駒里奈さんが原作を務めた漫画『図書委員界』を読んだ。
いじめに苦しむ少女、傲慢さのために孤立してしまった少年。彼らに届いた招待状。
半信半疑の彼らの前に現れた扉の先には不思議な5人組がいた・・・。
委員長、コンテン、バン、ユメカワ、アポロの5人から成る“図書委員界”は学生たちの悩みを解決し、物語を紡ぐことを目的としている。
今作では、些細な出来事をきっかけにいじめに遭ってしまっている少女・今村海の物語と勝ち組から落ちぶれてしまった少年・古崎圭介の物語が描かれている。
得意分野が異なる図書委員界の面々がどのようにして彼らの悩みを解決するのか、そしてなにより今村・古崎自身が変わるべく藻掻くさまが読みどころだ。
巻末には生駒さんと、今作を描いた漫画家・古屋兎丸さんの特別対談が収録されている。
普段あまり漫画は読まないのだが、古屋さんのことは知っていた。
というのも、この漫画自体が生駒さんのYouTube企画をきっかけに生まれたからだ。
それらの動画も是非。
悩める者の前に扉は現れる。
良い漫画を読んだ。
今週の些事
・見つめてくる幼児に微笑みかけたら無視された。
・牛乳カルピスはうまかった。
・ウツドンの色違いが出た。
<了>